着床前診断で産み分け”移植編”

採卵からかなり時間が経ち、仕事や上の子達の都合を考慮し、移植スケジュールを立てました。着床前診断での産み分けは色々大変なことも多いですが、計画的に家族計画を考えられる点は非常にメリットだと思います。

上の子との年齢差や、誕生月も考慮できるので有り難かったです。それでも、一度でその時の移植で無事に妊娠できるかは別ですが・・・。

移植の際は、私一人で渡航できるので、主人の都合に合わせて飛行機とホテルを予約しました。飛行機は、前回と同じタイ航空の深夜便で。日程によって価格も数万円単位で違うので、いろんな日程をシミュレーションして安い日程になるように工夫しました。

ホテルは、前回はルネッサンスバンコク・ラチャプラソンに宿泊しましたが、移植の際は、グランデセンターポイントホテルに泊まりました。(変えた理由は、せっかくだからいろんなホテルに泊まって見たかっただけで、前回のホテルも素敵なホテルでした。)

こちらも、病院から近いので歩いて行けます。5つ星ホテルにもタイだと気軽に泊まれるのでオススメです。

↑いくつかのサイトで、比較するのがオススメです。

トリップアドバイザーで、ホテルの口コミの確認は必ずした方がいいです。

<体外受精>移植の日のこと

移植の時も、深夜便で早朝にバンコクにつきました。今回もPちゃんに空港からホテルまでの送迎をお願いしていたので、送迎車で無料で空港→ホテルまで送っていただきました。私はエージェントを通さずにいきました。

※良ければこちらもご覧ください。→タイで着床前診断:産み分けにエージェントは必要か

採卵の時のホテルでは、空室があればアーリーチェックインをさせてくれましたが、今回のホテルは事前に申請しないとチェックインの時間までは、入れないのでスタバに、行き時間を潰してからまたホテルに戻りました。それでもまだ時間が早かったので、ホテルのロビーで待機しました。いろんなドリンクがサービスで飲めますので、コーヒーを飲んだりホテル内を探検したり、それも楽しかったです。

ホテルにチェックインできたあとは、診察のために懐かしのクリニックへ。

久々にPちゃんと再会でき本当に嬉しかったです。採血や内診をしました。移植の際に重要となるポイントは子宮内膜の厚さです。

私は、ホルモン補充周期で移植することを選びました。ですので、Pちゃんの指示通りに採卵の時に受け取った薬を日本にいる時から毎日飲んで、移植できる状態に子宮が整っているか、内膜やホルモン値を測ります。

結果は子宮内膜が12mmありました。ちゃんと厚くなってくれていて安心しました。

ホルモン値は、E2が277pg/ml、Progesteroneが25ng/mlでした。問題ないとのことで翌日、無事に移植ができることになりました。

Pちゃんの説明によると、朝、凍結保存してある中で一番グレードの良い5日目3ABを融解するそうです。5日目胚盤胞の3AB(日本のグレードでは5AB)の妊娠確率は60%から70%くらいだと説明を受けました。着床前診断で正常卵だと判定された卵でも成功率は、60%くらいしかありません。これを高いと見るか低いと見るかは、個人差がありそうです。

私個人的には80%くらいあれば、自信が持てそうなのにな・・・と思っていました。

ごくたまに、融解がうまくいかなくて、解凍の途中で成長が止まってしまうこともあるそうです。それは、融解に耐える生命力がないということだそうです。Pちゃんは、過去に何百人と担当しているけど、融解に失敗したのは、一回だけだそうです。その方は、一個しかない卵だったので、そのまま移植中止になり、たくさん泣いてかわいそうだったと言っていました。

私は、大丈夫かな?と心配そうにしていると、大丈夫!グレードも良い方だから大丈夫!滅多にあることじゃないからってPちゃんは笑っていました。

その雰囲気的に、大丈夫そうだと安心しました。

もし明日の朝、何かあったら電話するので、電話がなかったら順調だと思っていてねとのことでした。

そのあとは、移植したら安静にしないといけないので、あちこち一人で観光しました。寺院巡りやお買い物、移植のことを考えると不安になるので、できるだけ楽しく過ごしました。

一人でも意外と、海外を満喫できた自分が意外で、なんだか少し成長した気持ちになりました。時々、日本での子供達の様子を写メで送ってくれたので、それを見ると元気が出ました。早く帰って会いたいな、と思っていました。

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移植当日、まさかの事態発生?!

移植の朝、手術は午後からでしたが早起きしてホテルの朝食に行きました。ゆっくりバンコクでの朝を堪能しようと、日本ではなかなか一人でゆっくり朝食をとる機会もないので、新鮮な時間でした。

朝食は、前のホテルの方が良かったな、、、なんて思いながら食後のコーヒーをいれて一息ついた時でした。

この時、不思議なんですが、携帯なんて気にしていなかったのに、なんだか急に携帯が気になり画面を確認したんです。

『確か、無事に融解できてたら、何の連絡もないはず・・・』

と、手に取り見てみると、、、着信も何もありませんでした。

やっぱり大丈夫か。ホッと・・・思ったその瞬間でした。

携帯の画面が震えました。

Pちゃんから着信です。

え?まさか、、、大丈夫だよね、なにか違う用事なだけだよね、とドキドキしながら出ました。

『3ABの卵、朝から融解してるけど、元気が無くて、最後まで様子を見てたんだけど移植はできない』と言われました。

何と返事したらいいか分からず、Pちゃんの説明を黙って聞くしかできませんでした。頭が真っ白になりました。

とにかく3ABは移植できないということ。代わりに5日目の2BBを融解するけど、2BBを融解するには私の許可が必要とのことでした。

レポートを送るから、確認して融解する卵を確認して許可をして欲しいと言われ、分かりましたとだけ言って電話を切りました。

・・・・・。

終話ボタンを押した瞬間、涙が止まらなくて。

朝食を食べながら、大泣きしました。

日本人が一人で号泣していて、周りの人に変な人だと思われていたと思います。

でもそんなこと、どうでも良かったです。前が見えないほどの涙をこぼしながら、ホテルの部屋に戻りました。

そして、、、すぐに主人にライン。

異国の地で一人で心細かったです。3ABで60%から70%しかない成功率。それよりグレードの低い2BBだと一体、成功率はどれくらいなんだろう。そもそも3ABでも融解に耐えられないのに、2BBの小さい卵が融解に耐えられるのだろうか。融解に耐えられないことは滅多にないのになんで私の卵だけ。

なんでなんでなんで?Pちゃんは2BBがちゃんと融解できたら連絡するねって言ってたけど、不安で待ってられない。また融解失敗したら?今回の周期の卵は全部グレードが悪いのかな?と、どんどん悪い方向にばかり考えてしまいました。

3ABの子が死んでしまったこともすごくショックでした。採卵から移植までの長い間、ずっと写真を見ていたのですごく愛しくて。無事に出産する娘が一人死んでしまったような気持ちでした。泣き続ける私に、テレビ電話で主人から電話がありました。出ると2人の子供達が画面に写っていました。その可愛い姿にまた号泣。

『ママ、頑張ってね!』と言ってくれました。泣いていては心配をかけてしまう。この子たちのためにも、私がちゃんとお腹に無事に戻して日本まで連れて帰らなきゃと思いました。

3ABを失ったショックばかりで頭がいっぱいになっていましたが、2BBの力を信じなきゃと思い直しました。

午後の移植までの時間は一人ぼっちですごく長く感じ、辛かったです。とにかく無事に融解できますようにと祈っていました。

そのあと無事にPちゃんから融解できたと連絡がきて、すごくホッとしました。気になる妊娠率を聞いてみると、2BBも同じ60%から70%だと言ってくれました。本当に妊娠率に差がないのか、元気のない私にそう言ってくれたのかは、分かりませんがとりあえず、可能性を信じることにしました。

ただ、あともう一つ残っている6日目の2BCだと成功率は下がるとのことでした。絶対に2BBで成功させたい、、、と思いました。

→次は移植の瞬間と、ホテルに帰ってからの過ごし方についてです。

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